エルコムは、2018年10月31日付で株式会社北洋銀行より、「北洋イノベーションファンド」を通じて9,955千円の出資を受けました。

「北洋イノベーションファンド」は、技術・商品・ビジネスモデル等に特長や優位性があり、成長が見込まれる道内企業のイノベーション活動を株式引受により支援することを目的として、2012年4月に組成したファンドで、本件で39件目の出資となります。

弊社の廃プラスチックリサイクル技術・製品のリサイクル処理方法の一つとしての有効性や廃プラスチックを主燃料とすることで、燃料コストの削減やCO₂の削減に繋がる社会的意義の高い事業性に評価をいただいたものです。

弊社は1991年設立以来、機械装置の設計・開発企業として、廃発泡スチロールの圧縮機や減容機、樹脂ペレットを利用して小型ボイラーなど特色ある製品の開発を行ってまいりました。また、工場を持たないファブレスメーカーとして、自由な発想で設計・開発を行うことが可能であり弊社の大きな強みとなっています。

特に弊社が開発した樹脂ペレットボイラー「イーヴォル」は、廃プラスチックを主燃料とする製品で、燃料コストの低減と環境に配慮したものとなっております。

現在、廃プラスチックの処理は世界的な問題となっており、従来の廃プラスチックを海外へ輸出する他国に依存したリサイクルから脱却し、日本国内での処理が課題となっています。

弊社は、今後もより一層、環境負荷の低減と循環型社会の構築に付与する技術・製品開発に力をいれ地域に貢献してまいります。