2017年9月27日付け環境新聞に弊社が掲載されました!

お知らせ2017.09.27 掲載

新聞掲載内容(2017年9月27日付 環境新聞より)

企業来訪

エルコム 

廃棄物減容装置が主力

廃プラ燃料化システムで脚光を浴びる

エルコム(札幌市北区、相馬督社長、011・727・7003)は、91年創業の工場を持たないメーカーで、「お客様と地球に喜んでいただけるものづくり」がエルコムの創業の精神であり、社名ELCOMは、地球(Earth)と人(Life)のコミュニケーション(Communication)を表している。同社は地域社会のニーズに迅速に対応してきた。寒冷地対応コインパーキング、融雪装置のほか、発泡スチロール減容機、小型ごみ圧縮機など環境関連の製品を主力として販売している。最近では樹脂ペレットボイラーが札幌市商工会議所の「第3回ものづくりスペシャリスト 最優秀賞」受賞するなど独自の環境製品が評価されている。

(ごみ圧縮・減容機)

事業所用のごみ圧縮機「プレモ」。札幌市では事業廃棄物収集料金が高く、1立方㍍当たり5800円もかかる。ゴミ圧縮機を導入して五分の一に圧縮減容することにより、収集処理費用の削減になることから、顧客ニーズに対応した。主に工場などで産廃用に使われる油圧式圧縮機と違い、100ボルト駆動のモーターチェーン式を採用し、小型・低価格を実現した。ステンレス製のボックスに自治体指定の袋をセットして袋詰め圧縮できる。サイズは3種類ある。

店舗の廃棄物に対応する発泡スチロールの減容機「スチロス」も展開している。発泡スチロールは約98%が空気でできており、処理時の廃棄運搬に大きな負担となり、店舗で発生した容器包装などの発泡スチロールの減容ニーズを受け2002年に販売を開始した。同社の製品は破砕スクリュー方式で加熱しないので、臭気発生が無く電気代が熱溶融機に比べ1/4におさえることができる。火災発生の危険性も減るので小売店向きである。25分の1に減容する。

(廃プラスチック燃料化システム)

廃プラスチックを再生原料として再利用するマテリアルリサイクルが進む中、漂流漂着ゴミなどリサイクルができない廃プラスチックをエネルギー利用することを考えて開発した、温水・温風・蒸気を発生するボイラーに、廃プラペレット燃料を使用するシステムe―PEP(イーペップ)を提案している。

廃プラスチックペレット製造機PLAROSS(プラロス)は、ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリスチレン製の廃プラをペレット燃料化する。該当素材であれば混合廃プラや、気泡体やフィルムシートなど形状にかかわらず、破砕し溶融してペレット燃料e―PEL(イーペレ)にする。発泡スチロールペレット燃料製造機STELLA(ステラ)は発泡スチロールをペレット燃料イーペレにする。イーペレはRPFや木質ペレットにより高い、石油同等の発熱量がある。

イーペレを主燃料とするボイラーがe―VOL(イーヴォル)である。出力6万㌔カロリー/時、イーペレを10㌔/時使用し、温水70~85℃を発生させる。蒸気仕様の場合、時間あたりの換算蒸発量は100㌔グラム。ペレット供給は、同社の自動吸引装置「キュート」で自動供給が可能。温水貯湯量は200㍑。灯油、A重油も代替燃料として利用できるハイブリッド式となっている。

この廃プラ燃料化システムでエネルギーの地産地消を推進している。北海道は寒冷地なため農業用、工場の加温用にボイラーが広く使われており、燃料代の高騰が悩みの種だった。キノコ栽培に導入したところ、加温のための灯油代が10分の1以下となったという。

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