イーヴォル

イーヴォルは、プラスチックを熱源に温水・温風・蒸気の再生エネルギーをつくりだす樹脂燃料ボイラです。 グローバル規模で課題となる使用済プラスチックのリサイクルの最適化・持続可能なループを実現します。

  • イーヴォル

    樹脂燃料ハイブリッドボイラ
    廃プラスチックから再生した樹脂燃料が主燃料。
    温水・蒸気エネルギー利用。

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イーヴォルの紹介ムービー

イーヴォルができること

環境負荷低減!使用済プラスチックを現場でリサイクル燃料として有効利用が可能!

使用済プラスチックから創エネルギー = 省エネルギー

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廃プラスチックから新エネルギーを確保!

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イーヴォルは、使用済プラスチック(ポリスチレンPS、ポリプロピレンPP、ポリエチレンPE、ポリエチレンテレフタラートPETなど)から再生された樹脂燃料で、温水、温風、蒸気のエネルギーを創り出します。ゴミからエネルギーを回収することにより、ゴミマネジメントとエネルギーリスクマネジメントを同時に行うことができます。

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完全燃焼により、クリーンな排気を実現!

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樹脂燃料の完全燃焼には、適度な酸素と炉内の温度が必要です。イーヴォルは、適度な酸素を送りこむ気流燃焼システムを採用し、ススや有毒ガスの原因になるCHにO₂が 結び付いてCO₂とH₂Oに分解します。また、環境省が定める排ガス中のダイオキシン濃度やCO濃度の規制基準値を大幅に下回り、CO値50ppm以下のクリーンな排気システムを採用しています。

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廃プラの自社創エネで既設設備の省エネ!

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イーヴォルは、既設ボイラに接続して運用することにより、大きな省エネ効果を発揮します。例えば、温水ボイラの場合、既設ボイラの給湯負荷のベース部分を樹脂燃料による創エネでまかなうことにより、従来燃料の大幅な削減に付与します。また、廃プラスチックの発生を抑制し、従来の処分コストの大幅な削減となります。

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自社エネルギー利用 = サステナビリティ

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イーヴォルは、小型で事業所単位で設置が可能です。廃プラスチックが発生する排出元で、ライフサイクルアセスメント(LCA)の観点から、環境負荷を最小限に抑え、廃プラスチックの完全有効利用を可能にします。また同時に、既存燃料の省エネとプラスチックの海洋流出の抑制など持続可能な社会への取組みに付与します。

イーヴォルの特徴

樹脂燃料を完全燃焼させて温水・温風・蒸気のエネルギーへ

POINT1

主燃料はPP/PE/PS樹脂ペレット!

イーヴォルは、樹脂燃料を主燃料とするボイラです。イーヴォルの樹脂燃料は、燃料化される廃プラスチックより色や形状が変わります。点火時は、灯油(またはガス)バナーで助燃を行い、炉内の温度が樹脂燃料の完全燃焼に必要な温度に達した後、自動的に樹脂燃焼に移行します。油炊きボイラと違い、点火・消火を繰り返しての使用は出来ない為、一旦点火したら、連続して運転し続ける用途に適しています。

POINT2

イーヴォルのボイラー区分と能力について

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イーヴォルは無圧式の開放型ボイラです。取扱い資格や設置の届け出は必要ありません。定格出力は、最大120,000Kcal/h(140kW)で、樹脂燃料消費量は20kg/hです。燃料供給は、フレコンから樹脂燃料を自動吸引する搬送装置を使います。灯油(またはガス)とのハイブリッド式で、樹脂燃料の供給がなくなると、自動的に灯油(またはガス)燃焼に切り替わります。

POINT

イーヴォルのエネルギー利用について

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イーヴォルは、樹脂燃料を完全燃焼させて温水・温風・蒸気エネルギーをつくります。温水仕様の場合、給湯温度は70~80℃。例えば15℃の水を75℃のお湯にする60℃加温で、1時間あたり1,400~2,000Lの温水をつくります。、洗浄ラインなどの給湯設備や床暖・温風などの暖房設備のバックアップとして利用ができます。蒸気仕様の場合、1時間あたりの換算蒸発量が200㎏となり、殺菌工程や製造工程の補助ボイラとして利用ができます。イーヴォルを接続して樹脂燃料による創エネは、既設ボイラの省エネを実現します。

POINT

イーヴォルの排気について

通常のボイラで樹脂燃料を燃焼させると不完全燃焼をおこし、一酸化炭素とススが発生します。イーヴォルは、樹脂燃料を完全燃焼するために必要な炉内温度と適度な酸素量を調節し安全に燃焼を行います。イーヴォルの排気は、排ガス濃度計量分析において、ダイオキシンや一酸化炭素等の排ガス中の濃度が環境省が定める基準値を大幅に下回り、規制基準値をクリアしております。

POINT5

イーヴォルの残留灰について

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通常、純粋な樹脂が完全燃焼すると空気中の酸素と結びつき、二酸化炭素と水に分解され、灰は発生しません。但し、イーヴォルの燃料となる樹脂燃料は、廃プラスチックから生成された燃料のため、燃料内の微量なゴミが燃えたあとの灰が僅かながら発生します。燃焼で発生する灰は自動で炉の下の灰受けトレイに落ちます。消火後は、灰受けトレーを確認して、灰が発生した場合は、適切に処分してください。

POINT6

イーヴォルの安全装置について

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イーヴォルには、空焚き防止、停電時自動停止、震動検知非常停止など安全装置が搭載され安心してご使用いただけます。その他、炉内の温度や温水の温度、排気温度を検知し規定値以上の高温異常になった場合は、自動で安全停止します。停電時においても、自動停止した際には、内蔵の小型発電機により各所の排気ファンが作動するようになっています。ボイラの燃焼運転状況は、24時間遠隔でモニタリングすることが可能です。

イーヴォルの燃焼システム

イーヴォルの内部構造をご覧いただけます。
燃料供給は、弊社の自動吸引装置キュートで自動供給が可能です。

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樹脂燃料を自動供給する搬送装置キュートの詳細は、こちらから。

樹脂燃料を安全に燃焼させてエネルギー利用ができるイーヴォルの開発により、廃プラスチッククリーンエネルギー化システム”e-PEPシステム”が誕生しました。
イーヴォルの活用を含むシステムの詳細は、こちらから。

商品の詳細を電子ブックでご覧いただけます。

FAQ

Q

洗浄ラインに検討しております。45度の温度設定の場合、1時間何リットルくらい使用ができますか?

A

常温15℃の水を45℃まで30℃上昇させると想定すると、1時間あたり約2000ℓ(2トン)のお湯をつくることができます。

Q

ハウス内の加温にイーボルを検討していますが、1台でどの位の広さを温める能力がありますか?

A

2重張りハウス内の温度を外気温と比べ10℃上昇保持すると想定した場合、約600~700m₂の広さを加温できます。※参考値。簡易計算であり、ビニルハウスの形状、外気温、風、直射日光などにより変動があります。

Q

製造工程で廃プラスチック端材がでます。イーヴォルで燃料利用ができるのか教えてください。

A

まずは、排出されているプラスチックの種類を教えてください。種類がわかり次第、燃料として使用可能かをお答えさせて頂きます。
また、形がいびつのものや混合物の場合は、弊社にて燃焼テストを行います。

イーヴォルの質問一覧

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